二国間関係
令和7年
3月4日(火)
3月4日、大使公邸にて、草の根・人間の安全保障無償資金協力の贈与契約署名式が行われ、鈴木大使とハッジ・ムハメド・スマイル代表の間で無償資金契約が署名されました。人間の安全保障及び経済社会開発に貢献する、地域に根ざした団体に対し無償資金供与を行う「草の根」の枠組みにおいて、日本国政府から総額69,525ユーロの資金援助が行われます。今回の無償資金協力は、ガルダイア県の障害のある方たちへ職業訓練を提供するためのアクアポニックス機材の購入に充てられ、障害者の所得向上に資することとなります。
2月24日(月)
2月24日、鈴木大使は公邸にて天皇誕生日祝賀レセプションを開催しました。政府代表としてワダーハ知識経済・スタートアップ・零細企業大臣、ウサフラ国民評議会(上院)議長代理・副議長、ナスリ国民議会(下院)議長代理・副議長が出席したほか、政府・議会関係者や外交団、国際機関、企業関係者、文化人など多くの招待客が参加しました。寿司や天ぷらといった日本料理が振る舞われたのに加え、多くの日本産食材の紹介が行われました。鈴木大使はスピーチで、日・アルジェリア間での政治・経済関係の進展を振り返りながら、今年行われる大阪・関西万博やTICAD9に向けた機運を高め、今後の日・アルジェリア間の協力関係を強調しました。
1月22日(月)
日本政府が令和5年度補正予算の枠組みで支援した対UNHCR案件「保健・公衆衛生分野におけるアルジェリアの難民及び亡命希望者に対する人道支援」の裨益者の経験談が、UNHCR X及びUN Algeriaのプラットフォームに掲載されました。
本事業は、都市部及び難民キャンプの難民・庇護申請者の生計向上を目的とした保健・公衆衛生・栄養へのアクセス改善及びジェンダー平等の推進を目的として、日本からの支援金額37万5千米ドルをもって、当地UNHCRとの協力の下で、2024年1月から12月まで実施されました。
経験談は以下のリンクから御覧いただけます。
【UN Algeria HP】
https://algeria.un.org/fr/287786-am%C3%A9liorer-la-sant%C3%A9-maternelle-des-r%C3%A9fugi%C3%A9es-%C3%A0-tindouf
【UNHCR X】
https://x.com/unhcralgeria/status/1881704900805235190
1月20日(月)
1月13日及び14日、草の根引渡し式実施のためにウアルグラ県を訪問した鈴木大使は、ウアルグラ県の伝統集落、サハラ美術館及びハッシ・ベンアブデッラ湖を視察しました。同集落は、15世紀に築かれ、同地域の中心として栄えたと考えられています。1996年にはアルジェリア国家遺産に登録され、同地域の文化遺産として保存されています。サハラ美術館は、1939年に当時同地域でよく見られた新スーダン様式で建築され、地元の工芸品等が展示されています。砂漠の中にあるハッシ・ベンアブデッラ湖は、地下から湧き出た水で形成された天然の湖で、水は塩分を含んでいるとされており、湖の周りには塩の塊も見られます。春にはフラミンゴが飛来することで有名で、地域の観光名所の一つとなっています。
1月20日(月)
1月13日、ウアルグラ県を訪問した鈴木大使は、ウアルグラ県漁業・水産会議所を往訪し、同県の水産・養殖・アクアポニックス事業についてのプレゼンテーションを受けました。同会議所は、南部地域の水産事業を管轄しており、同地域にて水産事業を推進する団体へ手厚い支援を提供しています。日本は、アルジェリアにおいて長年水産分野での協力を実施してきており、官民両セクターにおける今後の協力の進展が期待されます。
1月20日(月)
1月13日、ウアルグラ県を訪問した鈴木大使は、アブデルガーニー・フィラーリ・ウアルグラ県知事と面会しました。同県は、アルジェリア南東部に位置し、炭化水素開発が盛んであり、当地に駐在する日本企業も同県にて活発なビジネス活動を行っています。本使は、同県知事から交通機関や飲料水等の同県が進める取組みと課題についての説明を受け、日本と同県の今後の更なるビジネスや協力の可能性について話し合いました。
1月14日(火)
1月14日、令和5年度対アルジェリア国草の根・人間の安全保障無償資金協力「ウアルグラ県ベニ・トゥール市障がい者支援センター改修・設備整備計画」の完工式が実施され、在アルジェリア日本国大使館から鈴木大使が出席いたしました。今回のプロジェクトでは、日本政府から66,284ユーロを供与いたしました。 被供与団体の「ウアルグラ県ベニ・トゥール市障がいのある児童の両親のための団体」は、同地域で唯一成人の障がい者を受け入れている団体で、障がい者支援センターの改修及び適切な学習環境のための機材を提供することで、特別な支援が必要な人の職業的、経済的、社会的な統合に寄与することとなります。
1月5日(日)
1月5日、鈴木大使は、アルカブ・エネルギー・鉱業・再生可能エネルギー大臣への着任表敬を行いました。双方は、アルジェリアに対する日本の官民の貢献と両国間の協力の今後の展望について意見交換しました。また同大臣からは、日本の更なる協力への期待が表明されました。日本大使館は、日・アルジェリア間の意思疎通を活性化し、両国協力が一層深化することを期待します。
エネルギー・鉱業・再生可能エネルギー省HP: https://www.energy.gov.dz/?article=-553