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査証・出入国審査等

(1)査証(ヴィザ)

入国には,査証の取得が義務づけられています。日本にあるアルジェリア大使館等で,渡航目的に応じ観光,短期商用,長期滞在(業務目的)査証を取得する必要があります。業務目的で長期滞在を予定する場合は,アルジェリア入国後,滞在許可を,就労する場合には就労許可を取得することが義務づけられています。なお,根拠法令は不明ですが,実務上の慣行として1年間有効の数次短期商用査証を取得した場合1回あたりの最高滞在期間は3ヶ月,有効期間1年の前半6ヶ月に合計で最長3ヶ月,同後半6ヶ月に合計で最長3ヶ月,それらを合計して1年当たり総合計6ヶ月間のみ滞在することが出来るとの扱いのようです。また6ヶ月間有効の場合には,最長3ヶ月,合計で最長3ヶ月滞在となります。3ヶ月以上連続して滞在する場合には,滞在許可・就労許可等の許可が必要となる扱いです。

(2)出入国審査

出入国審査は通常,旅券,査証及び出入国カード(出国は薄茶色,入国は白)を係官に提出して行います。なお,国内線による国内移動の場合でも,パスポートコントロールでパスポートの提示が求められます。

(3)外貨申告

外貨の持ち込みに制限はありませんが,持ち込む外貨を申告する制度は存続しています。申告用紙の金額記入欄に持ち込む外貨金額(紙幣のみ)を記入し,入国時に税関へ申告用紙を提出,その控えにスタンプが押されたものが手交されます。この申告書の控えは,出国時の外貨持ち出しの際に不可欠であり,(ア)同控えの金額を超える外貨を持ち出すことが出来ない,(イ)同控えがなければ一切の外貨を持ち出すことができないので大切に保管してください。また,アルジェリア国内において外貨による支払いは,原則として禁止されており,外貨持ち出しの際には,費消分外貨のアルジェリア・ディナール貨への換金証明の提示も求められることがありますので,当該換金時の受領書も大切に保存して下さい。出国時の外貨所持検査は,厳格に行われており,上記に違反した際には,没収及び罰金支払い事案が発生していますので注意を要します。

(4)通関

(ア)タバコ200本(葉巻50本)以下,ワイン2リットル以下,ウイスキー1リットル以下,香水50グラム以下,化粧水(オードトワレ)0.25リットル以下,カメラ,ビデオ・カメラ(大型のものは,持ち込みに際し,アルジェリア文化省の許可を求められます。),ラジオ,パソコン,及び身に付けている装身具については,申告の必要はありません。持ち込み禁止品としては,銃器,爆発物,双眼鏡(軍用等),ポルノ雑誌・製品及びイスラム教を誹謗中傷する表現物などです。豚肉の持ち込みについては,個人消費のための分量であれば禁止・課税されません。入国検査は厳しく,ほとんどの場合スーツケースを開けて内容物を示すことが求められています。

(イ)商用目的で物品を持ち込む場合には,課税されます。また,商用目的ではない場合であっても価格が5万ディナール(1ディナール=約1円)を超える新品の物品,同様に中古品であっても価格が10万ディナールを超える物品については,課税されるとされていますが,価格の算定方法が不明で実際に課税されるケースは多くないようです。

(ウ)高額品を持ち込み持ち出す場合には,入国時に申告する必要があります。

(エ)持ち出し禁止品の主な物品としては,3,000ディナールを超える当国通貨,150グラムを超える金,文化的遺産があります。商用で物品を持ち出す場合には,許可が必要であり課税の対象となります。商用目的でない場合であっても旅行者が特定の物品及び一定以上の多量の物品を持ち出す場合には,許可が必要となり課税が発生する場合がありますが,実際の事例がなく,実際の税関の扱いは不明です。