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10月付 大使レター




10月16日,当地在住の政財官学界,メディア等のオピニオンリーダー等124名を対象に,日本の中東政策をテーマとした当館公館長レターを発出しました。



本レターは,「日本の中東外交の新たなダイナミズム:平和と安定へ向けた河野四箇条」と題して,日本の中東政策における基本的な考えを紹介しています。主要な点は以下のとおりです。


1 日本にとって中東は,平和と安定の土台,エネルギーの主要供給先,潜在的巨大市場,物流の要という点で重要。日本が掲げる「自由で開かれたインド太平洋戦略」は,アジアとアフリカ,インド洋と太平洋の交わりにより生まれるダイナミズムという発想の下に生まれ,アジアとアフリカ,そして中東の連結性向上に取り組んでいる。


 

2 河野外務大臣は,日本外交の柱の一つに中東を掲げ,「河野四箇条」により,中東の平和と安定によりコミットする考えを表明し,政治的な取り組み強化のため5つの新たなイニシアティブを発表した。


3 日本の対中東政策の基本には,日本が長年中東の経済社会発展に貢献し,良き友人として信頼を得てきたという強みがあり,どの宗教とも良好な関係にある。また,対中東政策の柱の一つは,EJEPのように「人」への投資を強化することである。


4 パレスチナ問題に進展は見られないが,日本は,パレスチナ,ヨルダン,イスラエルとの地域協力により,「平和と繁栄の回廊」構想を進め,その旗艦事業のJAIPは10周年を迎えた。地域協力の枠組みを通じ,経済開発や信頼醸成の取組を加速させ,当事者間の交渉再開を後押しすることが日本の息の長い取組である。


5 日アラブ政治対話では,東アジア情勢についても議論した。北朝鮮情勢については,9月3日の核実験や最近の弾道ミサイル発射を非難し,北朝鮮に直ちに安保理決議を遵守するよう強く求める共同声明が発表された。これは,日アラブの協力・協調として高く評価される。


6 日アラブ政治対話の翌日,日アルジェリア外相会談が開催された。本年は,日アルジェリア外交関係樹立55周年であり,経済関係やテロ対策等で二国間関係を一層強化していくことで合意した。河野大臣の新たなイニシアティブに基づき,日アルジェリア間でも様々な分野で関係を強化していきたい。


(仏語原文はこちら)
« La diplomatie japonaise au Moyen-Orient et en Afrique du Nord : les 4 principes de Kono pour la paix et la stabilité de cette région »

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