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春のご挨拶

平成25年4月7日


ambassadeur

いつの間にかすっかり春らしくなりました。皆様のお住まいのあたりでも、軽やかな鳥のさえずりが聞こえていることかと思います。

今年は、悲惨な許し難い事件で始まってしまいました。犠牲になられた方々のことを思い、改めて衷心より哀悼の意を表します。テロ行為は決して許されるものではなく、日本政府としても、テロとは断固として戦う覚悟です。

イナメナス事件後、アルジェリア政府は、国境警備を強化し、また外国企業に対する安全対策も強化しています。日本政府からも、在住の日本人の皆様、日本企業の安全に万全の対策を講じるよう強く要請しています。しかし、国境付近、一部の山間部では、テロリストの活動がみられ、国軍の掃討作戦も行われていますので、引き続き十分ご注意いただきたいと思います。

一方、アルジェリア経済は、豊富な石油・ガス収入に支えられ、依然好調のようです。先日行われたモーターショウも大変な賑わいを見せておりました。セラル首相も、昨年9月の就任以来、行政サービスの改善を目標に掲げ、着実に業績を上げつつあるように見受けられます。3月には、ラフマニ産業大臣の下に、官民からなるビジネス環境改善委員会が設置され、世銀の「Doing Business」のランク付けを引き上げる方策を検討することになりました。これまで世銀のランク付けには余り関心のないように見えたアルジェリア政府が、このような検討を開始したことは、画期的なことと思います。イナメナス事件の追悼式に出席のため訪日されたユースフィー・エネルギー大臣も、経済界の方々と面談され、両国間経済関係の活性化を強調されていました。近年アルジェリアと各国の経済交流も活発化していますが、アルジェリア経済の将来性を考えると、貿易・投資の拡大の余地は大いにあると思います。

それでは、まだ時として寒い日もありますので、ご自愛の上、ご活躍を願っております。


駐アルジェリア日本国特命全権大使

川田 司


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