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着任のご挨拶

ambassadeur

10月9日に当地に着任した川田です。10月30日にブーテフリカ大統領に信任状を奉呈し、日本大使として正式に活動を開始いたしました。着任の日、空から見る「白いアルジェ」は、格別でした。海に向かって白く伸びたカスバの丘を見ながら、思わず古い演歌「カスバの女」を口ずさみました。

ジュリアン・ドゥヴィヴィエの描いたジャン・ギャバン演ずる「ペペルモコ」(日本語では「望郷」と訳されましたが)に感動した記憶をお持ちの方もあれば、イタリア映画「アルジェの戦い」に義憤を覚えた方もあるかと思います。古くは、14世紀にイブン・ハルドゥーン(Ibn Khaldun)が「歴史」(Kitab al-ibar)を書いた地であり、フランスの歴史家ブローデルが壮大な歴史を浮き彫りにした「地中海世界」の一部であります。

地理的な遠さもあり、アルジェリアと日本の歴史はそれほど古くはなく、50年ほど遡るにすぎません。アルジェア独立戦争当時に多くの日本人が独立運動を支援しました。特に都宮徳間議員が強力に支援活動をしたことは広く知られています。そのような経緯もあり、1958年にはアルジェリア民族解放戦線(FLN)極東代表部が設立され、アブデラマン・キワン氏が初代代表になりました。1962年のアルジェリア独立後、日本とアルジェリアは直ちに外交関係を樹立し、アルジェリアの初代大使にアブデルマレク・ベンハビレス氏が任命されました。先日、同氏にお会いしましたが、矍鑠(かくしゃく)とした姿に感銘を受けました。

アルジェリアは、来年独立50周年を迎え、また日本との外交関係樹立50周年を迎えることにもなります。昨年前原外務大臣(当時)が当地を訪れ、50周年を機に、両国がウィン・ウィンの関係を築き上げることに合意しました。この10月には、投資協定に関する交渉が開始され、今後は経済交流の活発化が期待されます。文化交流においても、1月の武田宗和氏による能公演に始まり、写真展、日本人形展、映画祭、漫画・アニメ・フェスティバルなど一連の行事が予定されています。是非皆さんと一緒になって50周年を盛り上げていければと考えております。

それでは最後に、皆さんの益々のご活躍と日・アルジェリア関係の発展を願って、私の挨拶とさせていただきます。


駐アルジェリア日本国特命全権大使

川田 司


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